COLUMN

2021/03/31
婚活

コロナ禍の宮古島 結婚式事情

みなさま、初めまして。

私は、毎年観光客で多くの方が訪れる宮古島でブライダルに関するトータルプロデュースをしている砂川夕莉絵と申します。

今回、沖縄県が取り組む「おきなわ出会い応援企業」の立場から「婚活支援」についてコラム執筆のご縁をいただきました。

今回は、宮古島における新型コロナウイルス感染症の影響、そして新しい生活様式に沿った結婚式のスタイル、それらを踏まえたうえでの「婚活支援」についてご紹介したいと思います。

提供:株式会社トゥーフォー

●コロナ禍をうけて離島の結婚式の状況

2020年3月以降、コロナ禍において私達の生活・仕事における状況は一変し、様々なイベントや企画が延期や中止となり、それはライフイベントといわれる結婚式においても例外ではなく、宮古島で予定されていた結婚式の多くがキャンセル・延期を余儀なくされました。

また、2021年1月頃から一時宮古島ではコロナ感染者が急速に増え、島全体が混乱し、自粛ムードが更に高まる事態となりました。私が関わっていた結婚式も出席者のコロナ感染への不安から中止・延期が余儀なくされました。

結婚式を控えられていた新郎新婦からは、「結婚式で何か起こった時に心配。」「このご時世で結婚式を開催して親戚や友人の目が怖い、出席してくれるか不安。」との声がありました。また、リゾートウェディングを検討されていた県外の新郎新婦は、私達やゲストが県外から来島することで島の人がどう思うのか不安にされていました。本来であれば、開催する側も参加する人も幸せな気持ちになる結婚式がコロナ禍では一変、開催することや参加することにも躊躇してしまう事態となりました。


このような中、2021年3月には、沖縄県緊急事態宣言が解除され、医療従事者へのワクチン接種も始まるなど明るいニュースも増えてきました。まだまだ新型コロナウイルス感染症への感染不安が払拭できない状況ではあるものの、ワクチン接種で結婚式開催など、明るい兆しが見えてきたのは喜ばしいところと感じています。

提供:株式会社トゥーフォー

●新しい生活様式に沿った結婚式スタイルの展開

コロナ禍において、三密(密室・密封・密集)をさけた新生活様式が当たり前となったいま、Withコロナを前提とした新しい結婚式の在り方が求められており、様々な新しい結婚式スタイルが考えられます。

  • オンラインでの結婚式(遠方の方や当日結婚式に参加できない方も参加できる新しい参列スタイル)
  • 一部、二部、三部制など参加者を分けて開催する(一部は親族、二部は友人等、複数回開催することで大人数をさけて開催する)
  • 屋外での結婚式(リゾートウェディングやガーデンウェディングなど開放的な環境で三密をさけることができる)
  • ソーシャルディスタンスを保つ(広い会場であればゲスト一人ひとりの間隔を保つことができる)

多くの会場が宴会場の喚起、消毒、ソーシャルディスタンスを守る等、万全の対策に努めています。コロナだから結婚式は諦めよう、延期しよう・・・と考える前に新しい生活様式に沿った新しいスタイルの結婚式を検討されてみてはどうでしょうか。

また、新しい結婚式のかたちとして「フォトウェディング」もオススメです。

中でもビーチや森など、屋外の自然の中で行う「ロケーションフォト」は密をさけることができます。

提供:株式会社トゥーフォー

コロナ禍であってもフォトウェディングを実施された新郎新婦や、結婚式からフォトウェディングに変更された新郎新婦も何組かいました。フォトウェディングのお問い合わせや、実施組数は県外のカップルが多いですが、地元宮古島のカップルからもお問合せを頂くことが以前より多くなってきました。また、これらの場所は、デートスポットとしてもオススメできますので、一度足を運んでみてはどうでしょうか。

一方で、「地元の綺麗な海の前で写真をとりたいけれど、人目が気になる。。恥ずかしい。。」など、不安に思われる方もいらっしゃるかと思いますが、実際に、宮古島の海の前でロケーションフォトウェディングをされた地元出身の新郎新婦からは、「撮影していると、人目は意外と気にならなかった。」「最初は恥ずかしかったけど、どんどん慣れてきた。良い思い出になって、とても嬉しい」と、喜ばれていました。撮影には家族も同行されていて、皆様にとって、とても良い思い出となったようです。

結婚式の開催が不安であれば、宮古島の自然の中で行う「ロケーションフォトウェディグ」も考えてみることをおすすめします!

コロナ禍で結婚式を検討されている新郎新婦に、「新しい生活様式に沿った結婚式」を開催していただくこと、「フォトウェディング」等別のかたちで実施してしていただくことで、「コロナ禍であっても結婚式はできる」という、結婚式を行うことができる雰囲気を作っていくことがとても重要です。

「結婚式」への憧れ、そして「結婚」っていいなあ。と思って頂く、意識づけを作ることが婚活の支援にも繋がるのではないかと考えています。

パートナーと出会い、結婚する。そして、笑顔で安心して結婚式をあげられる新郎新婦が増えることを願っています。 

この記事を書いた人

砂川夕莉絵

ウェディングプランナー 砂川夕莉絵

株式会社トゥーフォー(Bella Miyakojima Wedding)
https://bellamiyakojima.com/
(おきなわ出会い応援企業 94号)

宮古島市出身・在住
東海美容学校卒業

美容師を経てヘアメイク、プランナーとして現職勤務。
担当した新郎新婦に「幸せな一日だった」と言ってもらえることが何よりの幸せ。

結婚式やフォトウェディングを通して幸せな新郎新婦を一組でも多く増やしていきたい、そして地元宮古島に貢献したいとの思いで日々仕事に励んでいる。

好きな言葉「一期一会」

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