COLUMN

2021/03/18
婚活

沖縄えんまーる大使が考える婚活とは?

初めまして。ライターの真境名育恵(マジキナイクエ)と申します。

この度、沖縄えんまーる大使(注1)の一人として「婚活」に関するコラムを書かせていただく機会をいただきました。
どうぞよろしくお願いします。

数年間の大使活動としては沖縄の伝統技法を後世に伝えることを担う職人に出会いのきっかけを提供したい」琉球王朝時代から染織の技法を継承している紅型工房や、日本初の歴史あるショッピングセンターをはじめとする多くの企業・団体に声かけをし、おきなわ出会い応援企業(注2)として企業・団体に沖縄県が取り組む結婚支援をご紹介する活動を行いました。

そもそも婚活とは?

さて、そもそも皆さんのイメージする「婚活」とは、どのようなものでしょうか?

「婚活」という言葉について調べてみると、名付け親とも言える社会学者で中央大学文学部教授の山田 昌弘さんが2008年に出版した『婚活時代』(フリージャーナリスト白河桃子さんとの共著)をきっかけに日本中で”婚活一大ブーム”が巻き起こりました。

この本で提唱している婚活とは

”結婚することを目標に意識的な活動をすること”

を意味しています。

わたし自身の経験談をお話すると、結婚や婚活というものを意識したのは20代後半でした。

当時、お付き合いしていた方と生まれて初めて結婚を意識したのはいいものの、お互いの結婚に対する価値観の相違から関係に終止符を打つという経験をしました。

その喪失感を乗り越えるために私がしたことは「自分自身のキャリアに一から真剣に向き合う」ことでした。

大袈裟かも知れませんが、その頃のわたしは

「恋愛に現(うつつ)を抜かしていた20代の自分」

のままで居ては自分の人生を切り開くことが出来ない・・・という危機感を感じていました。

そこで、私は一見、結婚や婚活から離れたイメージのようにも思われる「仕事」にフォーカスし徹底的に仕事に邁進する!という考えに至り、スキルアップのために就いた職場で出会った同僚(現夫)と結婚して現在に至っています。

実は日本の男女が結婚相手と知り合う場所として、「職場」が一番に挙げられるのですが、私のこの行動は偶然にも自分自身の婚活に結びついていたことを“沖縄えんまーる大使”の活動を通して気づかされることになりました。
(※仕事の方が楽しくて結婚を選ばないというケースもある気がします。)

婚活に対するイメージを前向きに持つことが重要

私のパーソナリティを知っていただくために、拙い経験談を披露しましたが。

近しい友人たちの「婚活」に対するイメージは、さほど前向きなものではないような印象を受けます。

そこには

・恋愛関係を経て結婚をしたい。
・「婚活」だなんて結婚に向けて躍起になるなんてカッコ悪い。

という様々な意見があります。

その気持ちわからないでもないのですが、“恋愛至上主義からの結婚”というのは年齢を経ると経験が邪魔して、なかなか自分の理想的な相手を見つけることが出来ないというケースに陥りがちな印象も受けます。

「会社や世間に勝手なことを言われるのも面倒だし、とりあえず気の合うパートナーを見つけてみようかな?」

という気軽な気持ちで「婚活」に向き合ってみるのもいいのでは?と自身の結婚生活のことは棚に上げて偉そうにアドバイスすることもしばしばです。

それにしても昨年からのコロナ禍を経て「結婚」の形も多様化していく傾向もあるようですし、パートナーシップの在り方も変化していくのではないかと思います。

今後も大使として得た経験などを踏まえ、皆さんと共に「婚活」について考えていきたいと思います。

(注1:沖縄えんまーる大使は、平成30年度、令和元年度に出会いや交流の場を広げる取組みへの参加を企業・団体に呼び掛けることを目的として任命された者。)

(注2:おきなわ出会い応援企業は、“職場のつながり”という安心感を活かして、希望する従業員や会員、顧客等の出会いや交流を応援する企業や団体のこと。)

~あなたの幸せは、きっと誰かを幸せにする~

この記事を書いた人

シンカイ企画 真境名 育恵

シンカイ企画・フリーライター

那覇市出身・在住。沖縄国際大学(短期大学部)国文科卒業。

ローカル雑誌ライター、環境保全NPO職員、那覇市教育委員会、沖縄産ソーシャルメディアに勤務。向こう見ずな性格ゆえ様々な職を経て2012年、フリーランスライターと成る。縁ある人やモノの背後にある思いやストーリーを伝えられるよう日々精進。

モットー:「どんな日も取材日和」

平成30年度、令和元年度「沖縄えんまーる大使」就任

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