男性婚活者の皆様へ。あなたの性格はどんな性格?
沖縄えんまーる読者の皆様
NPO 法人日本結婚教育協会の棚橋美枝子です。
5月のコラムに続き、皆様の婚活の少しでも参考になればと思いコラムをお届けします。
男性の婚活について陥りがちな落とし穴をお伝えしてまいりますね。
「あなたはどんな性格ですか」
この質問は、就活でも婚活でも結婚相談所でお世話になるにしてもよくある質問です。
ご質問を受けられた時、意外とこのようにお答えになられる男性が多いことに驚いています。
「優しいですね」
・・・・・チーンです。
自分の性格を尋ねられて、たった一言ボソリと「優しいですね」ってボキャ貧かーーー と叫びたくなる。。。
あ、失礼いたしました。
性格について問われた場合、あなたが「自覚している自分の性格」についての回答となります。
「優しいです」というお返事、ご自身のお人柄を肯定的に自覚しておられるのは 良いことなのですが、ここでたった一言「優しいですね」では幼すぎるのです。仮に本気でそのように自覚しておられたとしても、その一言だけでは自己PRにもなりません。
そんな回答で「すごーい」とか「わーこの人と結婚したいわ」となるような女性はいません。ゼロ人だと言っても過言ではありません。
ご自身の性格をお伝えになる場合、漠然とした言葉一言でお伝えしてしまわれるのではなく、例えば、ご自分は頑固なところがあると思われるなら「少し頑固かな?と思ったりもしますが、自分の信念を大切にして最後まで取り組んだことはやり抜く性格です」とか、移り気なところがあるとお考えなら「新しい挑戦が好きで、いつもアクティブ、エネルギッシュな性格だと思います」といった感じの回答が好ましいと言えます。
さらに、その内容に伴うエピソードがひとつかふたつご準備されているとよいですね。
そこで、もうひとつ考えてみました。
なぜ「優しい」と一言で安易に回答される方が多いのか?
お母様に「あなたは優しいから」と、よく褒めていただいてはいませんか。
先日もお母さまと相談会にお見えになった男性にご質問いたしました。
「どんな性格だとご自身を見ておられますか」
「優しいです」
と、その回答のあとに、お母さまにこのように語られました。
「なあ、俺優しいなあ。」
すると、お母さまは
「ええ、優しいです。この子は」
すると、男性は
「いつも俺に言うてるな」
少し驚いてしまったのですが、そのような時は、親の言葉に甘んじるのではなく
「お母さんは、どうして俺を優しいとそう思うの?」と質問してみて下さい。
お母さんが、もし、そこで言葉に詰まってしまわれたとしたら?
あなたのことを励ましたいと思われている曖昧な褒め言葉なのかもしれません。
また、親にとって優しいのと、パートナーにとって優しいのはイコールになるとは言えません。
お母様の「あなたは優しい子ね」という言葉に甘んじることなく、あなたご自身が、あなたの主たる性格とはなんぞやとご自身で一度自ら考えてみてください。
周りの方に、「僕ってどんな性格だと思いますか」と聞いてみられたりするのもよいですね。客観的にみる自分ってどんな人なのだろうと勇気をもって考えてみましょう。
先日、ある一人の女性がご相談にお越しになりました。
「婚活は相手次第だ。相手さえ見つかればうまくいくと思っていましたが自分を知ることからなのかもしれないと婚活していて、ふと思ったのです。」と。
婚活は最大の自分磨き、自分探しであるということの理解ができているとはステキなことだと思いました。
あなたがあなたという人間を知ることから婚活はスタートです。
あなた自身を客観視して振り返られることから、あなたにぴったりの方を探し当てることができるのです。
さあ、明日よりまた、スムーズな婚活に進めますことを心より応援いたしております。