COLUMN

2024/01/11
お役立ち情報

愛され女子に変身した「男性目線のデート服」

 皆さま、初めまして。買い物に同行するスタイリスト森井良行と申します。
 「プロの目線で、ユニクロも好印象」をモットーに、のべ5000人を超える買い物に同行し成婚へ至った皆さんの中からある女性の成婚事例をご紹介します。

 普段から「好きな色・服」を選んでいた飲食店勤務のAさんは、「お気に入りの服で、デートに向かう」40代の一般的な女性でした。ところが長い活動期間の割には、1回目のデートで終わってしまうことも多かったようです。

 そんなAさんが結婚相談所主催のファッション講座を通じて、婚活スタイリストである私の存在を知り、ここから彼女の婚活は激変しました。というのも「好きな服が、似合うとは限らない」という考えが、彼女の心に深く刺さったからです。

「好きな服」と「似合う服」

 「好きな服は、自身のモチベーションを高めてくれる」もの。一方「似合う服は、周囲からの評価を高めてくれる」という効果もあるわけですが、好きな服と似合う服が、必ずしも一致する訳ではありません。

 のべ5,000人以上の買い物に同行してきた私は、これまで数多くの男女が「好きな服」という思い込みに囚われていると感じてきました。人は皆、過去の成功体験に縛られやすいものです。たとえば「その赤い服、ステキだね!」と一度でも言われたら、「赤い服が自分には似合うんだ」と思い込みがち。ここに見落としがあります。

 それは「過去に評価された服が、好きな服になりがち」だということ。そして当時のあなたと今のあなたは、「年齢の変化から、もはや別人である」という視点です。だからこそ好きな服をアップグレードしていく必要性があるわけですが、この話しを理解した彼女は、私と一緒にユニクロに向かい、大変身を遂げました。

健康的な色気を大切にしよう

 婚活デートの服をコーディネートするうえで、「健康的な色気」を、男性目線で盛り込むことを大切にしています。たとえば男性目線では、「スカート=女性らしさ」を感じるものです。というのも男性はスカートをはかないため、女性を連想しやすいから。

 とは言ってもスカートをおすすめしている訳ではありません。大切なのは、全身のどこかに「健康的な色気」を感じさせるポイントをつくること。たとえば骨格的にスキニーパンツが似合う場合、流行には反しますが、足のフォルムが出やすいスキニーパンツを選びます。

 また足のフォルムが隠れるワイドパンツならば、デコルテ(鎖骨)ラインが見える首型のトップスを合わせるかもしれません。そしてAさんのケースでは、「柔らかい質感のセーターが、上半身の骨感を拾ってしまう」ため、女性らしさに反していたのです。

 そこでメンズアイテムでもよく登場する張り感あるトレンチコートをピックアップ。またコートを脱いだとき、シンプル過ぎないようアクセントにスカーフを添えたのです。

 コーディネートの直後、彼女からいただいた感想を紹介します。「自分では絶対に選ばない洋服だったけれども、確かにこういう恰好の女性っているよね。なんか新鮮な気持ち!」という言葉をいただきました。

 そして、その半年後、彼女から結婚報告LINEをいただいたのです。

 次は、あなたの番です。

 いつもと異なる目線で、デート服を用意してみてください。ポイントは全身のどこかに「健康的な色気」を盛り込むことです。

この記事を書いた人

買い物に同行するスタイリスト
株式会社エレカジ 代表取締役 森井良行
森井良行(もりい よしゆき)

「プロの目線で、ユニクロも好印象」をモットーに、のべ5000人を超える買い物に同行。
なかでも婚活されているクライアントからの信頼は厚く、ファッションに加え、エスコートや立ち振る舞い、コミュニケーションを指導し、これまで200人の方から成婚報告を受ける。

その実績が評価され、大手出版社よりファッション書籍5冊を出版。
ヒルナンデス(日本テレビ系)など不定期ながらテレビ出演している。

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