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2017/02/23

宮古・八重山圏域「おきなわ出会い応援シンポジウム」開催終了

沖縄の出会いの現状を知り、地域や行政に加え、企業・団体等も含めた社会全体でできる出会い支援の必要性について理解を深めることを目的として、「おきなわ出会い応援シンポジウム」を平成29年1月31日(火曜日)に宮古島市、2月1日(水曜日)に石垣市にて開催いたしました。

 NPO法人離島経済新聞社統括編集長の鯨本あつこ氏による「全国の離島地域における出会い支援について その効果と課題」と題した基調講演では、全国の離島地域における出会い支援に関する事例を紹介。時代の変化により、行政の立場からも出会いを支援する必要性があることや出会い支援が個人の問題にとどまらず、移住促進や税収確保、伝統文化の継承、自治会活動の継続などの地域づくりにも繋がるとして、地域全体で出会い支援を行うことの重要性を強調していました。

基調講演の様子(宮古圏域)

その後、婚活アドバイザーの仲原和香乃氏がコーディネーターを務め、出会い支援について考えるパネルディスカッションを開催。

宮古圏域では、鯨本あつこ氏、伊良皆光夫氏(多良間村長)、久貝順一氏(宮古島市役所企画政策部企画調整課課長)、比嘉豪氏(JAおきなわ管理本部組織活性部調査役)、新里政作氏(一般社団法人宮古青年会議所理事長)の5名が参加。

伊良皆氏は、多良間村としても出会いの場を作っていく活動を行っており、人口対策として出来ることはなんでもやるという姿勢で今後取り組むと決意を新たにしていました。

久貝氏は、宮古島市として、出会い支援の必要性を新たに気づかされた意義のあるシンポジウムだったとコメントし、今後行政の立場での支援対策について検討したいと意気込みを語っていました。

比嘉氏は、農業従事者に将来のパートナーと明るい農業の発展、担い手の育成を図るため、JAおきなわで行っている婚活支援の事例とポイントを紹介し、地域で出来る出会いの機会創出についてアドバイスを頂きました。

新里氏からは、島での出会いは限られてくるので、出会いの機会が増えると地域も盛り上がるというご意見がありました。

パネルディスカッションの様子(宮古圏域)

八重山圏域では、鯨本あつこ氏、中山義隆氏(八重山広域市町村圏事務組合理事長)、比嘉豪氏、吉田貴紀氏(一般社団法人八重山青年会議所理事長)の4名が参加。

中山氏は、婚活イベントに取り組んでいるが島民の参加率を高めるために、事前セミナーなどを取り入れていきたいと語りました。

また、吉田氏からは、島民の男性は婚活イベントに参加する事に恥ずかしさを感じる人も多いので、イベントのネーミングを工夫するなど参加しやすい形にするとより良いのではというご意見がありました。

パネルディスカッションの様子(八重山圏域)

今回のシンポジウムを通じて、宮古・八重山の各圏域ごとで、行政の立場での出会い支援の在り方、島在住者の出会いについての現状などを話し合い、それぞれの立場で出来る出会い支援について理解を深める機会となりました。

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