結婚への価値観について考えてみる
生活様式の移り変わり
新型コロナウイルス感染症がまん延している中、2021年2月現在、私たちはwithコロナ2年目を迎えています。
新型コロナの影響で私たちの生活は大きく変わりました。
「対面」から「非対面」、「接触」から「非接触」へと、これまでの”当たり前”が制限されてきました。婚活者のみなさんは、人との接触が制限されてる中で「出会う機会が以前と比べて少なくなった」と感じてる方が多いと思います。昨年に比べて、徐々に婚活イベントも開催されるようにはなりましたが、コロナ以前のようにはいかないというのが現状です。
今回は、沖縄県で婚活アドバイザーとして日本結婚相談所連盟(IBJ)にも加盟し、ハピオキという結婚相談所も運営している私なりの目線で、結婚への価値観について考えてみようと思います。
震災の後は結婚が増えた
実は、2011年の東日本大震災の後、結婚が増えたと言われています。
・永遠に平穏な明日はない。
・明日、何が起きるかわからないから後悔しないように生きよう。
・より絆を求めたい。
・家族を持ちたい
など、多くの結婚願望のある方々が、結婚に向けて動き出すようになったといわれ、東日本大震災の時にはまさにそのような理由から、結果的に結婚が増えたと言われています。(※このことを震災婚といいます。)
コロナ禍で増える結婚相談件数
コロナ禍を受けて、同様な現象が起きているのかもしれません。実際、結婚相談所への相談も例年に比べて増えてきています。
今までの婚活者の相談では、「周りが結婚しているから・・・親に言われたから・・・適齢期だから・・・」などと言った方が見られましたが、コロナの影響からでしょうか。先行きの不安から、人としての生存本能でもあるのか、より人との繋がりや絆を求め「安心できる相手、安定できる生活」へシフトしている傾向が見受けられます。
例えば、これまでは婚活女性が希望する条件として、”なんとなく”のイメージで「年収500万円以上」などの平均よりも高い年収の条件を希望される方が、コロナ禍を受けて「二人で稼いで生活できればいい」という考え方へ変わってきている現実があります。昨今「仕事を失った」「収入が減った」などといった経済的な不安が顕著に現れてきたことで、より現実的に物事を考える傾向が強くなったように見受けられます。
コロナ禍を受けて先行きの不安がゆえに、相手に依存するのではなく、共存していこうという自立がより必要だと感じている方が多くなったのではないでしょうか。
また、婚活男性の場合も以前であれば、「女性からの評価は、仕事や年収が一番大きいですよね」と思っていた方がいましたが、これも、このご時世、共働きを前提に将来は、「男性も家事や育児に参画するような方が好まれる」というのを感じとってる傾向が見られます。
沖縄の婚活アドバイザーとして思うこと
私が思うに、結婚相手やパートナーとは、親や兄弟など(自身の家族)の次となり得る、「自身の唯一無二の理解者、味方、応援者」だと思います。
沖縄県でも、多様な価値観や多様な家族の在り方を尊重した上で、結婚を望む方への婚活支援を行っております。
今や、一人でも生活できるようなインフラも整備され不自由なく暮らせる環境が整っています。しかしながら、コロナ禍の未曾有の事態で、パートナーから得られる温もりや家族から感じる繋がり、絆。そういった精神的な充実へと「結婚への価値観として」望まれているのではないでしょうか。
更には、自分の生き方を理解してくれる、一緒に過ごしていても気を遣わずに居心地がよく、ありのままの自分で無理なく一緒にいられる人。そういう人が今、自分には必要だと、コロナ禍で気づいた方も多いのではないでしょうか。
〜あなたの幸せは、きっと誰かを幸せにする〜