「ライフデザイン」について考えよう
ライフデザインとは?
皆さんは、「ライフデザイン」と聞くとどのような印象を受けますか?
進学や就職、結婚、出産など、様々なタイミングで起こる人生の大きなライフイベントのことを「ライフデザイン」と捉えている方が多くいますが、「ライフデザイン」とは、「あなたがどのようなライフスタイルを送りたいのか?について考え、それを実現していこうとすること」をいいます。
自分が実現したい、チャレンジしてみたい「ライフイベント」があるとします。いつのタイミングに「その、ライフイベント」が達成されていたら、自分の人生は後悔のないものになるだろうか。という計画をあらかじめ考えておくことがライフデザインの考え方です。
また、ライフデザインを意識しているとやりたくても出来なかったこと、夢や目標を、いつどのような形で実現させていくのかを積極的に計画する人生設計が可能になります。
人生設計に真摯に向き合う、謂わば、自分なりの指南書となるわけです。
ライフデザインの効果
- 人生における問題解決や、目標達成をしやすくなる
- 自己責任の時代を生き抜くことができる
- 自立した人生を送ることができる
「ライフデザイン」は早めに取組むほど良い?
実は、「ライフデザイン」は早めに取組むほど良いといわれています。
先日、県内の大学生を対象に少子化対策の一環として、「ライフデザインセミナー」を開催し、学生に「いつまでに結婚したいか?子どもは欲しいのか?何歳までに何人欲しいのか?」等といった質問に対して考えて頂きました。
(※結婚、出産については個人の自由です。当セミナーは各種統計データ等から見るライフデザインの考え方について学び、ライフデザイン形成の一助となることを期待して開催したものです。)
他にも、九州大学では2012年に、日本初の教育としての結婚「婚学」を提唱し、恋愛や結婚、出産をテーマにライフデザインを構築する講義、婚学を通して、自己実現力を身に着ける力を提案しています。
このように、学問、教育の場で「ライフデザイン」に取組むことは、進学や社会へでる上でとても大事な指南になると私は思います。
特に、結婚や出産に関しては、家庭や親、周りの大人たちに教えてもらえる機会が乏しいと感じます。
沖縄は、出生率が高い中で離婚率も高いとされています。教育の場でも「結婚や出産」について、話し合う機会を持ってもよいのではないでしょうか。
「いつか結婚できるだろう」
「いつか子どもを授かれるだろう」
「ライフデザイン」を形成することで、この「いつか」神話を鵜呑みにせず、キャリアや仕事を上手く事前に計画、予想をたてる知識や情報を提供する機会が「ライフデザイン」になると強く思います。
ライフデザインとは、「あなたが幸せで充実した人生を送る」ために、とても大切で前向きに生きていける支えになるでしょう。
人生100年時代といわれている中、2020年は未曾有の事態となりました。いつどのような事態が起こっても備えあれば憂いなしの精神で「ライフデザイン」を早めに形成していきましょう。
〜あなたの幸せは、きっと誰かを幸せにする〜