COLUMN

2024/03/11
お役立ち情報

デートが楽しくなる!実践的エスコート

 皆さま、こんにちは。買い物に同行するスタイリスト森井良行と申します。のべ5000人を超えるコーディネートを担当してきたなかで、エスコートや立ち振る舞いについて、仕事柄いろんな本を読みつつ、実践しながら学んできました。

そんな私が、婚活中の男性クライアントにメソッドや考え方をお伝えしたところ、「彼女ができました!」という報告が多数。

 そこで今回は、成婚に至ったクライアントから「役立った!」と言われてきたエスコートや立ち振る舞いのコツについて紹介いたします。

お相手と仲良くなるペーシング意識

 歩くスピードを合わせられる男性は、女性の心を掴めます。

 心理学で「ペーシング」という言葉もありますが、相手の呼吸に合わせていくことは、親近感や安心感に通じるのです。そして、いちばん簡単にできるペーシングこそ、「デート中の歩くスピードを見直す」」こと。

 とはいえ緊張している男性ほど、うっかり普段の歩くスピードになりがちです。

 そこでおすすめしたいコツは、歩くスピードを揃える意識ではなく、「歩幅を合わせる」意識を持ってみてください。

 歩幅を合わせれば、歩くスピードも自然に合ってくるものです。しかも無理して合わせている感じもないので、男女ともリラックスした感じになります。

デート前から始まるエスコート

 エスコートと言えば、「相手を優先する」姿勢を想像する方も多いはず。確かに「アフター・ユー(お先にどうぞ)」という精神は、おもてなしの心。ですが婚活においては、もう一つの要素「リード」も求められます。

 たとえばデートにお誘いする状況を想像してみてください。

男性「どこ行きたい?」

女性「うーん・・・」

 

 「相手の要望を叶えよう」という男性側の素直な気持ちもあるかもしれませんが、実は女性にデートプランに丸投げしている状態。

 一方、デートをリードしている提案をまとめてみました。

男性「石窯ピザとシャンパンのお店にお連れしたいなぁ」
男性「もしくは、夜景がキレイなイタリアンもおすすめあるんだよね」
男性「どちらの気分?もしくは、他に行きたいところある」

 相手がイメージしやすい具体的な言葉で、選択肢を2つ挙げてみてください。 

 デートしたときの2人で楽しむ情景を、女性の頭に描くことができれば、「リードとアフター・ユーを兼ね備えた」お誘いエスコートと言えるでしょう。

 エスコートや立ち振る舞いという言葉から、デート中に意識が向きがち。でも実際には、お誘いのやり取りからエスコートは始まっていたのです。このエピソードを婚活男性にお伝えしたところ、「女性の反応が前のめりになった!」という報告を多数いただきました。

自分の常識は、相手の非常識

 デート服に通じる話ですが、我々人間は、つい主観的にもの事を考えがち。たとえば男性にとって、「バッグは物を運ぶ」ための道具ですよね。

 だからこそ財布とスマホだけのとき、つい手ぶらでデートに行ってしまうなんて方もいます。

一方、女性にとって「バッグは、物を持ち運べるアクセサリー」です。女性は、服によってバッグを変えるもの。

 この「違い」を理解していれば、カフェにおける立ち振る舞いも変わるはず。

たとえばデート中に休憩するカフェでは、レストランのように案内係が居るとは限りません。

 自分で席を取りに行くとき、椅子が4脚ある丸テーブルならば荷物をおくスペースを確保できますが、椅子2脚の場合、バッグを置くスペースを確保できません。

 このとき男性は、「床にバッグを置けばいい」と思うかもしれません。ところが、大事なアクセサリーを床に置きたい女性はいませんよね。

 だからこそ荷物を置くスペースがない場合は、荷物を置くカゴを取ってきましょう。

自分の価値観を鵜呑みにするのではなく、相手の価値観に寄り添う行動で、あなたの優しさは伝わります。

 相手を理解する重要性については誰もが知るところですが、実践していくには学びが必要なのです。

 この学びが、活動の潮目を変えるチャンスになるでしょう!

 次は、あなたの番です。

この記事を書いた人

買い物に同行するスタイリスト
株式会社エレカジ 代表取締役 森井良行
森井良行(もりい よしゆき)

「プロの目線で、ユニクロも好印象」をモットーに、のべ5000人を超える買い物に同行。
なかでも婚活されているクライアントからの信頼は厚く、ファッションに加え、エスコートや立ち振る舞い、コミュニケーションを指導し、これまで200人の方から成婚報告を受ける。

その実績が評価され、大手出版社よりファッション書籍5冊を出版。
ヒルナンデス(日本テレビ系)など不定期ながらテレビ出演している。

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