COLUMN

2020/12/25
婚活

沖縄での婚活事情

沖縄県は、日本有数の観光地です。

沖縄といえば「青い海、青い空」というイメージをされる方も多いのではないでしょうか。

コロナ禍以前は、毎年、国内外から多くの旅行者が沖縄を訪れ、沖縄の魅力や地域性を活かした婚活イベントが行われていることをご存知でしょうか。

私が調べた範囲では、県内で婚活イベントが盛り上がり始めたのは2012年頃からで、当時は那覇市の久茂地や国際通りの飲食店をメインとした「街コン」が大いに盛り上がっていました。

ネット等で繋がるよりも、よりリアルな人間関係を求め、「一度に多くの人と効率よく出会いたい」というのが求められていたのかもしれません。
当初は、そこだけに着目した婚活イベントが多くありましたが、しかしながら、婚活者のニーズは多種多様です。

婚活イベントは、趣向や工夫を凝らした独自性を持つイベントへと変化し、現在に至っています。

では、どのような括りで婚活イベントが開催されているのか大まかにご紹介致します。

沖縄県内の主な出会い創出の場

民間企業

民間企業による婚活イベントは、年齢、職業、年収、趣味などを限定したものも多いため、多種多様な婚活イベントを楽しむことができる。

マッチングサービス等のアプリ

ここ数年で利用者が増え、特にコロナ禍においては、婚活イベント等の中止により、利用者がぐんと延びている。また、マッチングのし易さから効率よく気軽に出会うツールとしては好まれているが、信用性に伴い使用については、自己責任が大きい。

地域の有志たち

地域の有志が歴史ある神社を活用した神社コン、また、商工会青年部などが工夫をこらした 船上婚活や街コンなどを開催。地域おこしも担っている。

行政や自治体主催の婚活イベント

男女の出会い以外に、地域の良さを体感し地元住民とも交流する、移住・定住促進を目的としたイベントが多い。

その他、沖縄ならではの模合やエイサーなど、地域の伝統や文化に触れる場も沖縄らしさ、魅力を感じて出会いの場にも繋がっていると言えます。

「出会いが中々、ない・・・・」と嘆いている婚活者のみなさん。多種多様な婚活イベント、ツールがありますので情報をしっかりとキャッチして、ぜひとも、目を向けてみてくださいね。

このように”出会いの場の創出”という意味では、年々増加傾向にありますが、
一方で婚活をしていないという人が多いのも事実です。
2015年の結婚願望についての国の調査では、9割近くの男女が結婚を望んでいるにも関わらずです。

上記は、県内に居住する20~30歳代の未婚者(恋人なし193人)を対象とした2015年の調査の結果で、婚活をしない理由として、

「何をすればよいかわからないから」
「活動するための経済的な余裕がないから」
「異性とうまくつきあえないから」

の割合が高いことから、出会いの機会として気軽に参加でき、かつあまり「婚活」が前面に出ないような場の提供が必要になると考え、ニーズに合わせた多彩な婚活イベントが展開されています。
また、経済的な余裕がなくても参加しやすいよう、イベント等ではあまり費用がかからない企画なども増えてきています。

日本では、少子高齢化が進み、超高齢化社会に突入していますが、沖縄県は日本で唯一、自然人口が増加している県です。
しかし、沖縄県でも令和12年(2030年)前後に人口のピーク(約147万人)を迎え、その後は減少に転じることが見込まれています。

人口増加基調にある現段階から、積極的な人口増加施策を展開し、地域の活力と成長力を維持・発展させる必要があると考え、沖縄県では、結婚を希望する方に、その機会の提供や情報の発信をしています。

少しずつできることから確実に、一歩を踏み出す勇気を与えられるようにこれからも情報発信を行っていきます。

~あなたの幸せは、きっと誰かを幸せにする~

この記事を書いた人

Lien cuore 代表 仲原 和香乃

婚活アドバイザー
ご縁を運ぶには「人ありき」が信条

・元沖縄テレビ 報道部リポーター
・フリーランス司会者、認定心理士、日本能力開発推進協会 ウェディングプランナー
・2014年 婚活事業「Lien cuore」設立 婚活アドバイザー
・2016年度 「沖縄県出会い・交流応援事業」コーディネーターに携わり、2017~2023年度まで7期連続「沖縄県結婚支援ネットワーク構築事業」受託者
・2018年 日本結婚相談所連盟(IBJ)
 2022年日本ブライダル連盟(BIU)の沖縄加盟店として結婚相談所「ハピオキ」を運営
・2020年度 公益社団法人日本青年会議所 
 沖縄地区協議会 NextRevolution推進会議 議長
・2020年度から 一般社団法人日本LGBTサポート協会 理事

 

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