皆さん、新年度がスタートしましたね。春は出会いの季節でもあります。このタイミングで婚活を始める方も多くいます。新年度スタートを契機に「始めてみよう！」という、このワクワクする気持ち、前向きな姿勢を大切に、ぜひとも婚活にも励んで頂ければ幸いです。

　今年度も本事業の受託者として運営、事務局を担います婚活アドバイザーの仲原です。婚活アドバイザーとして日本結婚相談所連盟（IBJ）や日本ブライダル連盟（BIU）の沖縄加盟店として、ハピオキという結婚相談所も運営させていただいています。引き続き、婚活している皆さんにとって前向きになるような後押しやサポートになれるよう尽力して参りますので、どうぞ、宜しくお願い致します。

　今回は、成婚シリーズの第２回目をお届けします。

前回の記事はこちら

　当相談所にて見事、成婚を手に入れ、婚活を卒業した元会員さんから皆さんへエールとなるような成婚までの道のりを紹介させて頂きます。

婚活に対する抵抗感の払拭

　30代後半の男性Aさんは大学進学を機に地元の沖縄を離れ、卒業後はそのまま本州で働いており、将来的にも仕事や生活が安定している地で家庭を持ちたいという思いでおりました。

　地元を離れ、男性が多い職場で出会いが乏しいこともあり、結婚相談所については、割と早い段階で意識されていたようで、他の結婚相談所へも登録された経験がありました。しかしながら、相談所との心理的な距離もあり活動は上手くいかなかったそうです。

　私への相談のきっかけは、親御さんからの問い合わせでした。親御さんの積極的な呼びかけに感化されたことが功を奏し、Aさん自身も、良い意味で影響されて再度、婚活へ前向きに動き出すことが出来たそうです。

　Aさんは、場所柄、当相談所に出向くことが出来ませんでしたが、コロナ禍によりオンラインも普及したおかげで、電話を始めオンライン面談などでのやり取りでフォローさせて頂きました。

　オンラインではありますが、顔を見て話す相談できるということがAさんにとっては心理的な距離を感じることなく、また、地元である沖縄の相談所ということで安心感もあったようです。

　婚活に対して多少の抵抗感があったAさんにとっては、こういった小さな共通点や気軽に悩みの共有ができたことから、プライベートから仕事の話まで気兼ねなく会話をすることができたことで、信頼関係が築けたことが成婚退会に繋がったのだと思います。

自分自身への気づき

　ここからは、女性の婚活者の皆さんへのアドバイスになりますが、Aさんのお相手様とのエピソードの中で、「ズボラな私に対して、洋服のコーディネートやダイエットの指導を根気強くしてくれました。その中で一緒に洋服を選んだり、食事をしたりと色々な場所を二人で周ることが出来て良かったです。」とお言葉を頂きました。

　このエピソードからお相手探しのヒントがありますが、おわかりになりますでしょうか？

　それは、理想の相手を探すのではなく、理想の相手に近づける、自分自身で育てる、ということがとても大事だということです。

　最初から理想のお相手を探すことだけに執着してしまうと、年齢を重ねるごとに焦り、更に理想も高くなりがちです。

　需要と供給のバランスとはよくビジネスの世界でも耳にしますが、まさに婚活市場でも同様に需要と供給のバランスは大切な考え方です。理想の相手に近づける、自分自身で育てる、ということが、実は、成婚への近道となるということを是非皆様にもお伝えしたいです。

　他にもAさんは温和で良い意味でこだわりがない男性でしたので、お相手がアドバイスされたことを素直に受け入れることが出来たおかげで二人の理想が上手くマッチングし、活動から10ヶ月でAさんは成婚へと見事、実を結ぶことが出来ました。

　実はAさんの活動には更に相乗効果になることもありまして、Aさんの弟さん（30代半ば男性）も親御さんへ感化されて兄弟で婚活に励まれていました。
先に、成婚退会をされたのは弟さんで最近、無事に入籍しますとの嬉しい報告も頂いております。

　Aさんの弟さんは、堂々と「婚活して、本当に素晴らしいパートナーに出会えました」と成婚体験を口コミなどされており、婚活することに対して後ろめたさなどを感じなくてもいい、という結婚相談所を利用することへの躊躇いなどを感じないように、エールを発信されています。

　実際に、身近な方からの成婚エピソードが後押しになり、新たに活動される方もいますので、これからも微力ながら一人ずつ丁寧に、寄り添った婚活サポートをしていきたいと思います。

　結婚相談所には、それぞれ専属で婚活アドバイザーや仲人が在籍していることがほとんどです。
　「結婚」「婚活」というのは人生の中で、希望される方にとっては大切なものです。一方で、相談することの恥ずかしさを感じる方も多く、自分一人で考え塞ぎ込んでしまったりする方も多いです。

　まずは一歩を踏み出してみてください。婚活アドバイザーの仕事は、結婚相談のみならず、人生の棚卸しのようにご自身を顧みることを説いたり、時には仕事の相談相手になることもあります。
　ご紹介したエピソードは、何も特別なことではなく、婚活者の皆さんにとっても自分毎として起こり得ることであると私は思っています。

　Aさんは、これから婚活を始める方や、婚活を検討されている方へのメッセージとして「焦らず諦めないこと。相手がいることなので色々と悩むことがあると思いますが、やってみなければわからないのが婚活だと思います。」と、婚活へ踏み出す勇気をくれています。

さぁ、次はあなたの番です！！

※各結婚相談所には様々なサービスがあり、本稿における結婚相談所のスタイルがすべての人に適しているとは限りませんので、予め御了承下さい。

~あなたの幸せは、きっと誰かを幸せにする~

この記事を書いた人

Lien cuore 代表 仲原 和香乃

婚活アドバイザー
ご縁を運ぶには「人ありき」が信条

・元沖縄テレビ　報道部リポーター
・フリーランス司会者、認定心理士、日本能力開発推進協会　ウェディングプランナー
・2014年 婚活事業「Lien cuore」設立 婚活アドバイザー
・2016年度 「沖縄県出会い・交流応援事業」コーディネーターに携わり、2017～2023年度まで7期連続「沖縄県結婚支援ネットワーク構築事業」受託者
・2018年 日本結婚相談所連盟（IBJ）
　2022年日本ブライダル連盟（BIU）の沖縄加盟店として結婚相談所「ハピオキ」を運営
・2020年度 公益社団法人日本青年会議所　
　沖縄地区協議会 NextRevolution推進会議 議長
・2020年度から 一般社団法人日本LGBTサポート協会 理事

• hapioki.net